連載企画:福岡の裏側〜わたしたちが知らない福岡の魅力〜
福岡で絶大な人気を誇る文具店の「HIGHTIDE STORE FUKUOKA(ハイタイドストア福岡)」は、2017年2月にオープンしました。
店舗は文具や雑貨を販売しているだけでなく、テラス席でコーヒーやビールが楽しめる自由なお店です。
今回はそんな自由なお店ハイタイドストア福岡で、商品開発やお店の立ち上げ、さらに人気商品まで聞いてきました!
福岡の裏側:今回のテーマ
1.なぜ文具店でドリンクが飲めるように!?お店のコンセプトを深掘り
2.オリジナル商品はどれくらい?ハイタイドの商品についても聞いてみた
3.スタッフいち押し&人気商品ランキング
\今回のゲスト:尼田真理子さん/
こどもの頃から身近な存在の文房具が好きで、ペンや消しゴム、メモ帳などは使い切れないほど集めていました
入社してからは、文具熱もさることながら、インテリア雑貨への興味も強くなってきました。
\今回のゲスト:中島竜之介さん/
2019年に店舗事業部のハイタイドストアに入社しました。その時はまだ一般スタッフとして働いていました。
コロナが始まった2020年から現在まで、店長として働いています。このお店に入ったことで、文具に対する興味が深まりました。学生時代からペンやシャーペンなどの書く道具が好きだった経験が、活かされます。
当サイト、福岡ローカルメディア「なるほど福岡」の取材を担当。
文具はついつい買ってしまうほど、お気に入りの文具があると気分が上がります。今でもペンはさまざまな種類を数十本持っています。
ハイタイドストア福岡は新たな出会いとコミュニケーションの場としてオープン
まず今回私たちがお邪魔している、ハイタイドストア福岡を立ち上げた時のことを教えてください。
ハイタイドストア福岡の立ち上げは2017年の2月で、この場所は元々駐車場と倉庫でした。「お客様と直接接点を持つ場を作りたい」という話になり、倉庫スペースは店舗に、駐車場はテラスに改装して直営店舗をオープンしました。店舗の上は本社となっています。
なるほど!福岡をはじめ、東京・海外にも進出しているハイタイドストアですが、全てはこのお店から始まったんですね!
そうです!ハイタイドストア福岡は、ハイタイドの名前を冠した私たちの最初の直営店でした。
それ以前には、糸島で「ワックスストア」という直営店を出していたり、福岡パルコで期間限定ショップを出店した経験があります。
ちなみに、直営店の立ち上げで大変だったことはありますか?
今のお店のテイストに行き着くまでが苦労しましたね。
自社商品と仕入れ商品とのバランスや、来店される方に合わせた商品セレクトの見直しが必要でした。そういったことを見直しながら、今のようなお店になっていったかなという気がしています。
ありがとうございます!確かに、幅広い商品を揃えるお店だからこそ、商品のセレクトが大変そうなイメージです。
ちなみに、根本的な話になるんですが、なぜ文具店として始められたんでしょう?
弊社の創業者が、元々雑貨の会社におりました。そこから独立する形でハイタイドを立ち上げたんです。
最初は手帳から始まってるんですけど、そこから手帳と関連深いものとして文具、さらに生活に寄り添うものとして雑貨…という風に、商品の幅を広げていきました!
手帳から商品の幅が広がっていったんですね!
そこからさらに「文具屋さんでコーヒーやビールが楽しめるお店にしよう!」と思ったきっかけはありましたか?
当初、この店舗を「自由な文具店にしたい」というコンセプトがありました。自社商品だけを販売するのではなく、このお店をコミュニケーションが生まれるきっかけの場所にしたかったんです。
そのために、ドリンクを飲んでゆっくりしていただいたり、イベントを行って新たな出会いを提供するような場を作りました。
このようなコンセプトのお店は珍しいですよね!ちなみに、テラス席を作ってコミュニティの場を作ろうと提案したのは創業者の方ですか?
当初は弊社の取締役の発案でした。
現在はアメリカにおり、アメリカ法人ハイタイドの立ち上げメンバーとして、ニューヨークとロサンゼルスの店舗の責任者をしています。
すごい!ハイタイドの自由な文具店を創った方は、今はアメリカで活躍をされているんですね!
お客様目線で商品を開発
ハイタイドストア福岡のことだけでなく、並んでいる商品についてもお聞きしました!
商品についてお伺いします。全体的にジャンルでいうと、どのような商品を展開していますか?
文具をメインに、生活雑貨、インテリア雑貨など幅広く展開しています。
本当に幅広いラインナップですよね。
おしゃれな商品が色々並んでいますが、オリジナル商品の比率はどのくらいですか?
割合的には7割が自社商品です。
店内を見ると、お店に入ってすぐが自社商品です。お店の右奥のスペースに仕入れ商品やアーティストの作品、グッズなどを展開しています。
これだけ充実している商品の中、7割が自社商品ってすごい数ですね!
そんな、自社商品の商品開発についてもお伺いしたいです。
開発に関しては「商品開発部」があり、メンバーが自らのアイデアを含め、お客様目線で欲しいものを開発しています!
なるほど。ちなみに、商品化されてから予想外に売れた!という商品はありますか?
コロナ禍から紙石鹸の売れ行きが変わりました!
紙石鹸ですか!
持ち歩きにも便利でかわいいですね。
ハイタイドストア福岡のスタッフいち押しアイテムベスト3
ハイタイドストア福岡の数ある商品の中でも、スタッフさんおすすめの商品と、実際に売れている人気商品を聞いてみました!
店長の中島さんがスタッフさんの意見も取り入れながら、店内を走り回ってアイテムをかき集めてくれました…!
第3位はコンパクトに折り畳める「ネーエのショッパー」
この商品をぜひ使って欲しい!スタッフいち推しアイテム第3位からどうぞ!
では、スタッフ一押しアイテムの第3位をご紹介します。
第3位はこのネーエのショッパーです。
コンパクトに折りたためて、バックの中でもスペースを取らずに持ち歩けます。
第2位はオリジナル手帳作りにおすすめ「ニューレトロのフレークシール」
スタッフいち推し第2位は何ですか?
第2位は、こちらのニューレトロのフレークシールです。
選んだ理由は、手帳が店舗でもよく売れており、ハイタドが元々手帳からスタートしたメーカーなので、昔からのファンが多いんです。アナログ好きな方々に人気で、自分だけのオリジナル手帳を作るのにおすすめです。
ゆるっとしたイラストがかわいいですね…!
第1位はコンパクトで使い勝手がいい「ペンコのダブルドアパース」
では、第1位の紹介をお願いします!
第1位は、ペンコのダブルドアパースです!
コンパクトなケースで、ポケットが2つ付いています。アクセサリーや小物を入れるのに便利で、スタッフにも重宝されています。大きい荷物を持ち歩かない人にも使い勝手が良い商品です。
サイズ感が普段使いにぴったりですね!
ハイタイドストア福岡で売れ筋のアイテムは!?人気アイテムベスト3
次に、実際に売れている、売れ筋商品も教えていただきました…!
第3位はニューレトロの「ハンドタオル」
お客様に人気の商品ベスト3は何ですか?
第3位はハンドタオルです。ニューレトロの商品で、特に女性のお客様に人気です。サウナやギョウザの絵柄があり、女性向けのかわいらしいデザインが好評です。
ほっこりするイラストがかわいい!
ちょっとしたプレゼントにも良さそうです。
第2位は持ち運びや整理整頓に便利な「ニューレトロの巾着袋」
第2位は同じくニューレトロの巾着袋です。デザイン性が高く、持ち運びや整理整頓に便利な人気商品です。
まるで学校の給食袋みたい!笑
旅行の荷物を分けるのにも良さそうです。
第1位はお土産にも大人気の「ペンコのプラクリップ」
それではお客様に人気の商品、第1位は?
第1位はペンコのプラクリップです。
軽くて手頃な価格で、受験生や主婦の方にも人気の商品です。カラーバリエーションが豊富で、特にミント色が人気です。韓国のお客様にも人気で、お土産としてまとめ買いされます。
どれも利便性とかわいさを兼ね備えたアイテムばかりですね!
ありがとうございました。
店長の中島さんがスタッフさんの意見も取り入れながら、店内を走り回ってアイテムを集めていたのが印象的でした。
中島さんありがとうございました。
今後のハイタイドストア
たくさんのお話をお聞かせいただきありがとうございます。
今後ハイタイドストア福岡が挑戦していきたいこと計画していることはありますか?
ここ3年、コロナ禍でお客さんの来店数は減っていましたが、最近はコロナも落ち着いてきたこともあり、インバウンドや旅行者が増えています。
もっとたくさんの人にハイタイドを知ってほしいです。
お店を作った当時の目的は、ユーザーの方との接点となる場、そしてコミュニケーションのきっかけになる場となることでした。
将来的には、よりハイタイドを知り、もっと深くファンになってもらえる場所にできたらと思っています。
尼田さん・中島さん、貴重なお時間をありがとうございました!
店舗情報
店名 | HIGHTIDE STORE FUKUOKA (ハイタイドストア福岡) |
営業時間 | 11:00 – 19:00 |
定休日 | 不定休 |
所在地 | 福岡市中央区白金1-8-28 |
アクセス | Google Map |
公式HP | 詳細を見る |
HIGHTIDE STOREは、本店以外にも店舗があります。
・空港内にある福岡空港店は、ハイタイドが提案する新たな福岡土産を豊富に取り揃え、地元民から観光客まで幅広く楽しめるお土産選びの場として注目されています。
・ヒルトン福岡シーホーク併設の商業施設内にあるシーホークギャレリア店は、“旅”と“日本”をテーマに洗練されたデザイン商品を取り揃えています。
・活版印刷所内にある小さな文具店、文林堂店では、カスタマイズ可能なオーダーノートや、活版印刷のワークショップを提供し、独自の創造性を追求しています。
・商業施設 ROW DTLA内にあるロサンゼルス店は初の海外直営店舗です。
・「CORNERSHOP」という屋号のニューヨーク店は“ステーショナリーキオスク”をテーマに、文房具をメインとした机の上からはじまるライフスタイルを提案しています。
これらの店舗は、それぞれが独自の特色と魅力があります。
編集部より
HIGHTIDE STORE FUKUOKAのオープン前にお伺いすると、開店を待つお客様の姿があり、インタビュー中も続々と訪れていました。
文具を手に取り楽しそうに談笑している光景が印象的でした。
中島さんは「個人的にハイタイドストアが好きで、将来的にはハイタイドストアのようなお店を自分でも作れたらと思っています。今はここの環境が大好きで、もっといろんな人と出会いたいと思っています。」と、ご自身の夢も語っていただきました。
中島さんに作っていただいたレモネードソーダとコーヒーはおいしかったです。
きっと欲しい文具が見つかる、コーヒーやビールも楽しめる自由な文具店HIGHTIDE STORE FUKUOKAにぜひ、足を運んでみてください。