2023年吉塚の地に誕生した、焙煎工場にコーヒーショップと販売所、さらにはパティスリーが併設された「REC COFFEE 博多ロースタリー」。
REC COFFEE発のお菓子の新ブランド「SAISON DES RÉCOLTES (セゾン・デ・レコルト)」も併設店として注目され、SNSで話題になりました。
なぜ、新たにREC COFFEEは焙煎工場を立ち上げたのか!?さらに、他の店舗との違い・魅力とは?「”ロースタリー”って、いまいち何のお店かピンと来ないかも…!」という疑問を探るべく、店長の速水さんにお話をお伺いしました!
福岡の裏側:今回のテーマ
1.なぜREC COFFEEは焙煎工場を作ることになったのか
2.店長はコーヒーのために来福!?REC COFFEEに引き寄せられた理由も聞いてみた
3.ズバリ!他のREC COFFEEの店舗と何が違うの?
\今回のゲスト:速水 大地 さま/
REC COFFEE 博多ロースタリー 店長。
2年ほど他の店舗で店長を務め、今回の博多ロースタリー立ち上げから携わる。元々は別業種だったが、コーヒーの魅力に惹かれ、コーヒーシーンが熱い福岡へ島根から来福。
当サイト、福岡ローカルメディア「なるほど福岡」の編集長。
企画・編集・SNSを含む運用を担当。
博多ロースタリーは福岡・東京・海外のREC COFFEEを支える焙煎所として誕生!
なぜ博多ロースタリーはテイクアウト専門でコーヒーを販売されることになったのでしょうか?
ここを立ち上げるにあたって、メインは焙煎工場を作ることでした。元々は「県庁東店」の地下に焙煎機が2台ありまして。
地下にあったんですね!最近は東京や海外にも店舗展開されているので、それだけでは足りなくなったということでしょうか?
海外進出などもそうですが、卸の販売も増えてきていまして。徐々に販売量が増えて、焙煎機を増やすに至ったっていう感じです。
ただ、本当に焙煎機がでかいので、引越しのバタバタがすごく大変でした。笑
見上げるほどの巨大な焙煎機…。確かに、地下から移動させて、新店舗で稼働させて。普通のお引っ越しではない大変さが、速水さんの表情から伝わってきました。
なるほど!では、焙煎機ありきの焙煎工場であり、そこに併設する店舗ということですね。
では、コーヒーはテイクアウトだったり、ギフトや器具の販売もされていますが、速水さん的な「ここは他のREC COFFEEの店舗と違うぞ」というポイントを教えていただきたいです!
そうですね、注文が入ったらカウンター越しにコーヒーを目の前で抽出するんですが、すごいお客様との距離感が近いんですよね。
だからこそコーヒーの提案だったり、何気ないお話とか。コーヒーを作りながら、気になることがあれば気軽に聞けるのが魅力かもしれません。
確かに、私は薬院店をよく利用させてもらっていますが、カウンターで注文して、あとは席で待つスタイルです。そういう意味では、テイクアウト専門というのはお客様とのコミュニケーションが生まれやすいのかもしれませんね!
そうですね。あとは焙煎所というだけあって、働く僕たちもコーヒーにフォーカスしやすい環境でもあります。
焙煎士が同じ空間にいるので、知識が入ってきやすかったり。「こういう風にすれば、もっとコーヒーが美味しくなるんだ」っていう学びがあります。
なるほど!知識豊富な焙煎士の方が同じ空間にいるのって、コーヒー好きにはたまらない空間ですね!
福岡のコーヒーシーンが熱い!博多ロースタリーの店長 速水さんが来福した理由を聞いてみた
元々は別のREC COFFEEの店舗で店長をされていた速水さん。
REC COFFEEに入られる前は元々福岡で働いてらっしゃったんですか?
元々は島根の出身で、全く違う職種でした。
コーヒー屋さんで色々話を聞いていて、コーヒーにちょうどハマっていたんです。
その時に「福岡のコーヒーシーンが熱いぞ!」っていうのを聞いていました。
そうだったんですね!ちなみに「福岡のコーヒーシーンが熱い」とは具体的にどんなところが盛り上がっているんでしょうか?
福岡にはコーヒー屋さんが多いっていうのもありますが、「スペシャルティコーヒー」を売りにしているお店がどんどん増えていたんです。スペシャルティコーヒーは酸味だったり香りに特別感があって、自分自身すごくいいなと魅力を感じています。
なるほど。そこから、いざ福岡へ行こう!REC COFFEEへ入社しよう!と思った決め手は何だったんでしょうか?
REC COFFEEは積極的にバリスタの大会にも出ていて。いつも上位に名前がよく出ていたっていうところが大きかったです。
カフェというよりは本当にコーヒーにフォーカスしていて。
「福岡ならここかな」という決め手になりました。
すごい!福岡のコーヒーシーンを牽引するREC COFFEEの”引き寄せ力”も伝わってきました。
ちょっと脱線しますが、速水さんのルーティーンってありますか?(情熱○陸的に)
ルーティーンですか!?笑
朝はマシンを立ち上げて、お店の前の植物に水やりをしています。お店に入った時に目につくので、しっかり育てたいなと!
朝イチの水やり気持ちが良さそうですね!なんだかちょっとほっこりしました。笑
香り高いスペシャルティコーヒーやスイーツとの相性を楽しんでほしい
最後に、このお店で「特にここが推しです」というポイントを聞いています!
お菓子屋さんが併設されているので、お菓子とコーヒーの相性を提案できるのは魅力ですかね。
僕自身、試作なんかをよくもらっていますが、本当に美味しいですよ。特にスコーンがおすすめなんですけど、多分僕が一番ここのスコーン食べていると思います。笑
スコーンと淹れたてのコーヒー、きっと相性抜群でしょうね…!
あと、器具もいろいろと販売されていますが、こちらも質問や相談に乗っていただけるんでしょうか?
もちろんです。
ロースタリーがオープンする前に実際に自分たちで検証して、そこで本当に美味しくコーヒーが抽出できる器具だけを取り揃えています。
実際に検証されているんですね…!REC COFFEEの”コーヒーに対するこだわり”が、ここでも伝わってきました。
博多ロースタリーに来れば、コーヒーの淹れ方が聞けて、美味しい淹れたてのコーヒーが飲めて。こだわりの器具を買ったり、パティスリーでお菓子を購入できたり。REC COFFEEの魅力が全て詰まったお店というのが分かりました!
速水さん、貴重なお時間をありがとうございました!
REC COFFEE 博多ロースタリー 営業情報
店名 | 博多ロースタリー |
営業時間 | 10:00〜18:00 |
定休日 | 毎週火曜日 |
所在地 | 福岡県福岡市博多区吉塚8丁目1−43 |
駐車場 | あり |
アクセス | Google Map |
公式HP | 詳細を見る |
併設店舗 | SAISON DES RÉCOLTES (セゾン・デ・レコルト) |
※店内での飲食スペースはありません。
編集部より
今回はREC COFFEE 博多ロースタリーへお邪魔してきました!
速水さんが「撮影のために」とハンドドリップでコーヒーを淹れてくださったんですが、紙のコップを温めてくださったり、スペシャルティコーヒーの味わいを説明してくださったり、細かな気遣いやコーヒー愛がドリップする姿から伝わってきました。
また撮影の際、本当にいろんな層のお客さんが訪れていた印象です。スーツを来た男性の団体さんや、お一人で焼き菓子とコーヒーを買って帰る方。コーヒーバッグを購入されていた方など。謎に包まれていたお店でしたが、本当にいろんな利用の仕方がある魅力的なお店だなと感じました!
ギフトでのコーヒーや器具の購入はもちろん、自分へのご褒美にもスイーツとコーヒーのペアリングを楽しんでみてはいかがでしょうか。